子どもを保育園に預ける時間は8時間以内がいいと思う。

妻です。

おにぎりん家では、こにぎりんを保育所に連れて行ってから
迎えに行くまでの時間は、約8時間です。

夫婦ともにフルタイム正社員同士+核家族ですが、
色々な工夫をして、
できるだけ短い保育時間となるようにしています。

子どもにとって適切な保育時間とはどれくらいなのかについて、
なかなかきちんとしたデータは見つかりません。

そのため、客観的な裏付けというほどではありませんが、
このような規定があります。

保育時間については児童福祉施設最低基準の34条に
「保育所における保育時間は、1 日につき8時間を原則とし、その地方における乳児または幼児の保護者の労働時間そ の他家庭の状況等を考慮して、保育所の長がこれを定める。」
と記載されています。

この規定は、「保護者の労働や家庭の状況を考慮して」とありますが、
子どもの状況については、無視されています。

一方、幼稚園教育要領 第2条には、
「幼稚園の1日の教育時間は、4時間を標準とすること。 ただし、幼児の心身の発達の程度や季節などに適切に配慮すること。」
とあります。

幼稚園では、子どもの状況が考慮されることになっているわけです。

しかし、最近は、幼稚園でも
預かり保育(延長保育)をしているところが増加しています。
そのため、幼稚園の教育要領の「4時間」のラインが守られてはいないのでしょうね。

例えば、私たちの住む地域では
小学生の学校生活は以下のようになっています。

小学1年生 ⇒ 毎日 5時間授
小学2年生 ⇒週1回 6時間授業
小学3年生 ⇒週2回 6時間授業
小学4年生 ⇒週3回 6時間授業
小学5年・小学6年生 ⇒週4回6時間授業

小学校から自宅まで徒歩15分の場合
・4時間目  ⇒12:30帰宅
・4時間目+給食ありの場合 ⇒14:00帰宅
5時間目  ⇒15:00帰宅
・6時間目  ⇒16:00帰宅

小学1年生でも、8:00に登校し、15:00に帰宅するのです。
その間、約7時間
学校内にいる時間は、8:15~14:45の6時間半です。

一方、企業の就業時間は、平均7.5~8時間ではないでしょうか。

そう考えると、大人でも8時間程度しか働かないのに、
(残業は除く)
小学1年生の学校生活よりも長い、8時間以上を
保育園で過ごさせることに、私は非常に抵抗がありました。

8時間以上の保育時間にならないために、会社と交渉をしました。
そして、何とかフルタイム共働きで核家族(親は遠方)で
保育園に預ける時間を約8時間にすることができています。

女性の活用と叫ばれていて
政府が、女性をフルタイムで働かせようとしています。

そして、とうとう保育園の保育時間も二区分に分かれることになったようです。
↓  ↓
保育短時間制度
保育標準時間が11時間 ⇒ フルタイム勤務を想定しています。
保育短時間が8時間   ⇒ パートタイム勤務を想定しています。

つまり、両親がフルタイム勤務をする場合は、
通勤時間を考慮すると、保育時間は11時間が必要だと、
政府が認めた
のと同じことです。

しかし、大人が8時間働いてくたくたなのに、
子どもだって、とても疲れると思います。

子どもなりに、保育園では気を張って過ごしていると思います。
親には言えることも、先生には言えないこともたくさんあるでしょうし、
色々な友達と過ごして、楽しいことも嫌なこともたくさんあるでしょう。

いくら保育園が楽しくても、大人が働くのと同じように
子どもも様々なストレスを受けていると思います。
当然、保育時間が長いほどストレス・刺激は増大するでしょう。

大人の勤務時間・幼稚園の教育時間・小学校1年生の授業時間を考えると
0~6歳までの保育園での保育時間は、最長でも8時間以内にすべき
と個人的には思います。

わたしたち夫婦が8時間以内に保育時間をすることができたことも
共働きを続けられる理由
になっています。

もし、共働きを続けるために、
例えば11時間も子どもを保育園に預けなければならなかったなら、
フレックス制度・在宅勤務等のある会社へ転職するか、
在宅でできる仕事を探すか
パート勤務にしていたと思います。

こにぎりんのお迎えの時間には、
クラスの約1/3~1/2がすでに迎えにきているのが現状です。

つまり、クラスにパートタイム勤務の親御さん又は親の助けがある人が
1/3~1/2はいらっしゃることになります。

保育園の数を増やしたり、
親のフルタイム勤務に合わせて保育時間を延長するなどという制度を作るために
税金を使うのをやめていただきたいです。

そんなことよりも、子どもの保育時間を8時間以内に抑えられて、
かつ、親も責任とやりがいのある仕事を続けられるような
社会制度を構築する・企業文化を作ってほしい
と思います。

子育て中の人でフルタイム勤務の母親が
本気でフルタイムで働きたいと思っているのでしょうか。

少なくとも私は違います。

まず、私が危惧しているのは、母親ならみなさん感じていると思いますが、
保育時間が長時間になるほど、子どものメンタル面へ悪影響ではないか
ということです。

長時間保育による悪影響が目に見える形になるのは
小学生だったらまだ良い方で、
もしかすると、こどもが成長して社会人になったときに
メンタルの弱さや人間関係が下手という形ででてくるかもしれません。

そんな長期間にわたる大規模調査は行われていないようですが、
0~6歳の乳幼児にとって、
あまりに長時間の他人との集団生活が良いとは思えません。

データはなくても本能的に感じます。
だから、多くの母親が
短い勤務時間のパートや契約社員やバイトを選ぶのではないでしょうか。

この保育所数の増大と、長時間保育による子どもの増加による
何らかの悪影響が、将来出てくるような気がしてなりません。

子どもには、幸せになってほしいですし、
幸せになるためには、子どもの性格(メンタル)が強く影響すると考えています。

不幸な人間を増やさないためにも、
企業が以下のように変化していってほしいと強く希望します。

1.時間短縮制度を3歳まで、という中途半端な制度ではなく、
中学卒業程度まで、時間短縮勤務かフルタイム勤務かを選べる制度
変えてほしいです。

2.在宅勤務制度をどんどん導入すべきと思います。
すでにクラウド化が進んでいますので、
普段PCで仕事をしている人なら自宅でも仕事ができる技術(インフラ)は
すでにできあがっています。

3.フレキシブルタイム(フレックス)をどんどん導入すべきと思います。
例えば、フルタイム一人分の仕事量を
2~3人の短時間勤務の人を時間差出勤にして対応したり、
上記2.の在宅勤務と組み合わせれば、
フレキシブルタイムが可能な職種はたくさんあると思います。

4.上記1.~3.とフルタイム勤務は、いつでも変更可能とすべきと思います。
状況は刻一刻と変化していきます。

遠く離れた親と同居を始めるかもしれませんし、
お金が必要になり、フルタイムに戻さざるを得ないかもしれない。

さらに、夫(妻)が仕事を退職する等になり、
妻(夫)が仕事に注力できる環境が整うかもしれません。

また、子育てだけでなく、現在20~30代の人は、
団塊の世代の親の介護が待っています。

そのため、現在20~30代の人たちが、
今後5~20年後に、介護のために退職・転職等を一斉にし始めると、
現在のママ・パパ世代を柔軟に活用することなく、
企業の人的リソースは足りるのでしょうか。

今後は、人の活用をうまくできない従来型の保守的な企業は、
もう魅力的な企業とは言えなくなり、
優秀な人材の確保が難しくなり、衰弱していくと思います。

(妻)

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コメント

  1. むーみんまま より:

    みなさん、うすうす感じてらっしゃることじゃないかと思います。
    我が家は、私の勤務先が時短を心置きなく取らせてくれ、通勤時間も短いので、一日の預かりは9時間程度で済みますが、同じクラスのほかのご家庭は目いっぱい、延長保育利用している方も多いです。朝7時半から夜7時間まで、とか少なくないです。(1歳児クラスで、です)
    おかげで私は「ヒマなお母さん」と思われているらしく・・・。

    保育時間がこどもにどう影響するか、追跡調査まで含めたまとまった形になっている調査は日本では行われてないみたいですが、米国では色々行われているみたいです。

    http://itsumikakefuda.com/child_long_hour.html

    でも、待機児童問題がなかなか解消されない昨今、入所できるのは必然的に保護者が長時間労働をしている世帯になります。
    また、延長保育というシステムが存在するゆえ、結果的に職場で「残業できるよね」という扱いをされてしまうケースも実際あるんじゃないかと思います。
    延長保育は実際のところ、こどものためにはならないと思いますが、親の就労形態によっては本当に行き場が無くなってしまう子もいるのでしょう。
    日本の労働環境が変わらないことには解決できないですが、上位経営層、管理職層にそういった子育ての視点を持つ人はまだまだ少数派ですから、根深い問題だと思います。

    • ecodomoa より:

      むーみんまま様

       コメントをありがとうございました。
       全く同感です。管理職・経営層にフルタイム共働きを続けてきた子持ちの母親や父親がいたとしても、「自分たちの世代は今よりもっと大変でも頑張ってきた。あなたたちはずっと恵まれている。」という気持ちが多少なりともあると思います。自分たちが大変だったから、これからの世代は働きやすくしてあげよう。システムや体制を変えていこう、と心から感じている経営層や管理職は稀有な存在だと思います。
       私の場合は、細かくは書けないのですが、3歳以降は、時短を使わずに夫婦ともに完全フルタイムで、保育園の預け時間8時間程度にしていました(夫婦で協力しました)。3歳までは6~7時間程度の預け時間だったと思います。
       たしかに、「残業できるよね」というプレッシャーに負けず、「(たとえ冷遇されても)私は帰ります(子どもが最優先なので。)」という態度をとり続けた結果、「★さん(私)は、〇時までだから、それまでに見てもらって」などと周りが言ってくれるようになりました。会議でも〇時までには終わるように配慮いただいたり、長引いても「あ、〇時だから、★さんは退席していいよ。内容は明日伝えるから。」と言ってくださったりしていました。

       最近、長時間保育園に預けてフルタイムで働いていた知人の子ども(小2でうちの子どもと同じ年)が不登校になっていることを知りました。そのお子さんは、延長保育を利用して長時間保育園で過ごし、小学校入学後は学童へ行っていました。これらのことは不登校と無関係とは言い切れないのではないか、と思います(もちろん詳細をしりませんので、真実はわかりませんが・・・)。

  2. むーみんまま より:

    思春期にそれまでの子育ての問題が顕在化する、というのはわりと聞く話だと思いますが、小学校2年生という低年齢で不登校とは心配な話ですね。
    この数年、女性活躍推進と耳障りの良いキャッチフレーズが盛んに聞かれるようになりましたが、女性が活躍すると、家庭が”お留守”になりがちなのは否めません。そのことに警鐘を鳴らすような論調はほとんど見受けられないのが気にかかります。
    子供を保育所に入所させる前に近隣の保育所を見学しましたが、親の利便性を強調する所が複数ありました。保育所も福祉からサービス業に変わってきているようです。
    長時間保育であるほど、家庭で家族と過ごす時間、家族に甘えてこどもらしく過ごす時間が切り捨てられ、それは決して健全な育ちにつながらないと内心思うのですが、保育所の方々の認識はどうなのかなあとも思います。我が子の通う園も「家族で過ごす時間を大切に」と言ってはいますが、20時までの延長保育を実施していて、当然利用者は一定数いる状況です。。。
    このまま女性活躍推進が進み、10数年後に小中学生(保育園出身者)の問題行動が社会問題化することにならなければいいなと思います。

    • ecodomoa より:

      むーみんまま様

       コメントをありがとうございます。全く同感です。

       大きなハブ駅では、24時間保育などをウリにしている保育所を目にしたことがあり、とても驚きました。特に都会は、色々な時間帯に働いている人がいるので、需要はあるのでしょうね・・・。でも、幼児・児童には、朝起きて、規則正しく学校(保育所)へ通い、そこで楽しく過ごし、夕方から朝までは家庭で過ごせるのがたぶん一番良いと思います。それが、人間の自然な生活リズムなので・・・。
       
       乳児~幼児・小学生は、親(または親の代わりになる保護者)と過ごす時間が短すぎると心が不安定になる、というような記述を書籍や記事で時折見かけます。実際にそうなのだろう、と思いますが、実験できませんから、わかりません・・・。わかりませんが、心が不安定になるのは、身体の病気と同じように注意を払った方が良いと考え、自分なりに気を付けてきました。
       また、通園可能範囲の保育所は全て見学させていただき、子どもの健全な育ちを最優先してくれている、と感じた保育所を選びました。自分の目に狂いはなかったと思っています。直感は大切ですよね。

      小学生になった今も、心が健全に成長するためにまだまだ油断してはならないと思っています。
      子どもに関して、毎日新たな課題が生まれていますが、できるだけのことはしていきたいです。

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