子どもが善悪の複雑さを学ぶとき

妻です。
先日、子どもとルパン三世の映画を見ました。

映画鑑賞後に、子どもの心に残ったのは、
ルパン三世ではなく、日本刀剣を携えた「五右衛門」でした。

5歳の子どもが描いた絵(五右衛門)

子どもは、5歳でルパン三世を初めて見るので、
彼がどのような人物かを説明しようと思いました。

母:  「ルパン三世は泥棒なんよ」
子ども:「じゃあ、悪者やな?」
母:  「泥棒やけど、ワルモンではないんよ」
子ども:「・・・・」
母:  「悪い人からしか泥棒しないし、
良い人から何かを盗むような人ではないんよ。

ルパンの仲間に、石川五右衛門の子孫もでてくるけど、
五右衛門も江戸時代の大泥棒だったけど、
悪いことして大金持ちになった人からお金を盗んで、
貧乏な人にそのお金をあげてたんよ。」

表向きはたしかに悪だけど、ときには正義のヒーローになる内容は、
説明が難しいな~と思いました。

先日、北条司の漫画「エンジェル・ハート」の実写版を家族で見たときも
説明に、同じことで悩みました。

冴羽 りょうは、殺し屋(掃除屋・スイーパー)です。
だからといって、完全に悪者というわけではありません。
(現実には人殺しは何があっても正当化されるべきではないと思います。)

この冴羽 りょうは、ルパンの役どころと
似ていているな~、と思いました。

子どもの絵本や水戸黄門・暴れん坊将軍のように
役の善悪がはっきりしていると、子どもにわかりやすいのですが、

ルパン三世や冴羽りょうのような、法律的には悪でも、
そうとは言い切れないキャラクターが、漫画はアニメにはたくさん出てきます。
私たちの親の世代なら、ゴルゴ13でしょうか。

正義と悪なんて、絶対的なものではないと思うことがあります。

自分の妻をひどい方法で殺された夫が、
その犯人を復讐のために殺す(社会的に抹殺する)ことは
悪といえるのか、と言われると「悪だ」とは言い切れません。

隣人のピアノの音がうるさいと言って、隣人を殺すことは悪ですが、
戦争になり、食うか食われるかという時代に、ミサイルで敵国民を大量虐殺することは、正義でしょうか、悪でしょうか。

子どもと一緒に家族で大人でも楽しめるドラマや映画を見ると、
子どものアニメにはなかなか出てこない
現実社会の複雑さが描かれていることがあります。

大人も楽しめる内容なら、私たち親も一緒に見ますので、
感じたことや思ったことをお互いに話せるのがいいなと思っています。

善悪の考え方について、
色々なフィクション(できれば大人向け)を一緒に楽しみながら、
教えていけたらいいな、思います。

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