子供の将来について思うこと

夫です。
私が小さい頃、「大人になったら何になりたい?」の質問が嫌でした。

将来に対するビジョンが全くなかったということもありますし、どんな選択肢があるのかを知りませんでした
ただひたすら無知でした。
両親(特に母)からは「国家公務員になりなさい」としきりに言われていたことだけは覚えています。

確か、小学校の時のアンケートの回答には「将来なりたい職業=国家公務員」と書いたことをうっすら記憶しています。立派ですね。

今にして思えば、国家公務員がなんなのかも知らない小学生でしたので、その頃の母による擦りこみは成功していたのでしょうね。

この時期の小学生って、男の子なら「金持ち」とか「社長」とか「プロ野球選手」とか、
よくわからないけど壮大な夢ってありそうなもんですけど、私のなりたい職業は「国家公務員」でした。

具体的と言えば具体的ですが、親の意見そのままです。
それを見た当時の先生は私をどう見ていたのか、今更ながら気になるところです。

こう考えると、親の思考の影響は大きいと思います。私の親は安定した職業に就かせたかったのだと思います。安定が一番だということを常に言っていましたから。

今の私の職業は、経営の安定した一部上場企業の正社員です。国家公務員でも、地方公務員でもありません。最終的には、小学校の時の夢(=親の希望)を叶えたわけではありません。

それでも、結局私は親の影響を強く受けていると思うのです。

技術に携わりたくて理系へ進学し、大学での専攻が生かせる職種で就職をしましたが、選んだ会社は安定志向の会社だったからです。

就職活動時期に、自分の意思でピックアップしていた会社は殆ど安定志向の会社だった気がします。学生時代は1人暮らしをしていたし、親と就職活動の話をしたこともありません。

振りかえってみれば、親のいいなりになるのが嫌で、公務員を頑なに拒んで企業への就職の道を選びましたが、結局はしっかり親の考え方の影響を受けていた、ということでしょう。

今度は私の番です。子供にどのような影響を与えていくのか。

今からの時代は激動の時代を迎えると思います。

数十年前のように、日本国内の企業が発展していくことはかなり限定的になると思います。
モノを作れば売れる時代ではなくなった今、大量生産によって原価を下げる方法は通用しなくなっています。

人件費の高い日本で作るメーカーなんてごく僅かでしょうし、価格競争が必要な大量生産品の産業が今後日本で発展することはないでしょう。大手家電メーカーの身売り話なんて象徴的だと思います。今後もどんどん企業の淘汰は進むと思いますし、古いビジネスモデルのままでは、もう通用しないでしょう。

かといって、モノに付加価値をつけて高く売っても、それが必ず売れるとは限りません。

これから企業がだめなら、専門職か公務員か起業か、と考えてみることもあります。

専門職の医者でさえも、2040年までには人員過剰になり余る、というニュースも最近見ました。お金と時間をかけて医学の勉強をしても、仕事に就けないなんて、現在の弁護士制度のようですね。

公務員の種類も色々ありますが、人口減少により、必要な公務員の絶対数は減る一方で、安定を求める求職者間で競争が激化するでしょう。また、公務員になれば、次の民間企業への転職が難しくなります(専門性が低い職種の場合)。

では田舎で農業・林業・漁業などの一次産業と起業との両立(兼業)はどうか?など。

色々考えてみています。

しかし、今のところ、子どもに具体的に私がなってほしい職業なんてのはありません。

ただ、一つだけ伝えたいと思っていることがあります。

子どもの将来について思うこと

それは「子供が自分自身で熱中できることで、お金を稼いて生きること。そしてその熱中できることをできるだけ早く全力で探すこと。」

そのために、子供の時からたくさんの選択肢と可能性を教えてあげたいと思います。

私が道を決めて与えるのではなく、たくさんの選択肢の中から、子どもが自分自身で選ぶことが重要だと考えています。

昔と大きく違うのはインターネット。

そこは世界と繋がっていて、良くも悪くもたくさんの情報で溢れています。
興味をもったその時に、その興味に沿った情報と体験を与え、取捨選択を繰り返しながら可能性の幅を広げてもらいたいと思います。

私のように大学を卒業する直前になってから将来の仕事を考えていては遅すぎる。その時にはもう選択肢がないとは言いすぎかもしれませんが、選択の幅が圧倒的に狭い

せめて高校生くらいまでには、無数にある自分の可能性の中から熱中できることを選んで、志をもって将来を見据えることができるようにしてあげたいと思います。

どんな将来が待っているかはわかりませんし、未来のことを教えることはできませんが、私たち夫婦が経験してきたことや、得てきた知識、これらに基づく考えは伝えられます。

自分の意思で羽ばたく日まで、子どもにはたくさんのことを与えてあげたいと思います。それが親として未来に託すバトンなのかなと思います。

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