人気講師が教える理系脳のつくり方

先ほど、人気講師が教える理系脳のつくり方 (文春新書)を読み終わりましたので、感想とともに内容をご紹介します。

以下、内容紹介をAmazonから引用します。

内容紹介


理系に強い子は面倒くさがり!?

東大・御三家に教え子を多数送り込むカリスマ講師が教えるわが子の理系的頭脳を育む極意。理系コンプレックスの親が陥りがちな失敗とは?

内容(「BOOK」データベースより)


学校でも企業でも理系的思考が出来る人間でなければ生き残れない
多くの教え子を御三家中・東大に送り込んできた著者が誰でも理系脳がみるみる育つコツを伝授。「筆算をしっかりさせる」など親が正しいと思い込んでいることの九割は間違い。理系が苦手な人のバイブル誕生。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)


村上/綾一
理数系専門塾エルカミノ代表。1977年生まれ。早稲田大学を卒業後、大手進学塾の最上位コース指導や教材・模試などの制作を経て株式会社エルカミノを設立、出版・教育事業を行う。

教育部門『理数系専門塾エルカミノ』では直接授業も担当し、生徒を東大、御三家中、数学オリンピック、算数オリンピックへ多数送り出している。

2008年公開映画「デスノート『L change the WorLd』」で数理トリックの制作を担当パズル作家としても活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


理系コンプレックスの親のための本だそうですが、夫婦ともに理系の私たち場合は、この本がどう響くのか興味がありました。

人気講師が教える理系脳のつくり方

第1章に「理系に強い子」はここが違う、という内容があります。

読んでみると、私の子ども時代によく当てはまりました。

また、夫に「理系の子は〇〇って。どうやった~?」と確認すると、ここの説明は笑ってしまうくらい私たち夫婦のいずれか又は両方に当てはまりました。

例えば、「思(う)」という漢字を20個書く、という宿題で出ている場合、最初に「田田田・・・」と20個書いて、そのあとに「心心・・・」と書くなど。

うちの子も、アルファベットを書かすと、Qを10回書く場合、「O(オゥ)」をたくさん書いてから、Qのななめ右下の線を10個、左記に書き終えた「O」に付け足しています・・・。

私が「〇君、ちゃんと書こうや~」と言うと、私が見ているときは書きますが、離れると、好きなように書いています・・・。

また、印象に残ったのが『ノートの取り方』について述べているところです。

近年、『東大合格生のノートはかならず美しい(Amazonリンク)』という本が話題になりましたが、そこに紹介されていたのは、私に言わせれば「数学のできない女子高生のノートばかり」です。

重要事項を箇条書きにしてまっすぐな線で囲ったり、定規を使って詳細な図を描いたり、参考書のコピーを貼り付けたり・・・。人に見せるノートとしては「美しい」かもしれませんが、ノートは自分が理解できればいいのです。大多数の東大生は、あんなにきれいに書いていません。

著者と私は同じ感覚を持っています。

私は、『東大合格生のノートはかならず美しい(Amazonリンク)』を読んだことはありません。高校生のとき、ノートなんてほとんどとっていなかったからです。

当時、地域で一番の進学校に合格して通っていました。その高校は、東大はもちろん、旧帝大や国立大学医学部へも多数合格者を出している公立高校です。私は理系クラスに在籍し、有名国立大学理系学部へ現役合格しました。

私はもちろんですが、周りのクラスメートでも、そんな綺麗なノートの人いなかったですよ。もしいたら、記憶に残っているはずです。

テストの前にノートを見る(読む?確認する?)、なんてこともしませんでした。数学の解き方で、わからないところだけノートにメモして(いわゆる板書ではありません。あくまで自分のわからない部分だけを書いておくメモ書き)、テスト前に同じ問題で解けないところは、ノートのその箇所だけを確認する程度でした。

テスト直前は、ノートを見ることはほとんどなく、教科書・参考書・問題集を使っていました。

他の科目なんて、ノートをとった記憶もありません。高校の授業内容は、教科書と参考書に全部書いてあるからです。知らないことは教科書か参考書にメモしてました。

私が通った高校の先生方は、「黒板に書いたことをノートにとりなさい。」なんて、しょうもないことを言わなかったので、ノートをとりたい人は取る、とりたくない人はとらない、と自分流の勉強スタイルをそれぞれの生徒が確立していったような気がします。

公立小学校・公立中学校のときは、ノートを綺麗にとれ(黒板をかきうつせ)、板書したノートを提出しろ、一番きれいなノートは、〇〇さんでした!と表彰する、など今考えると、ほんまにしょうもないことを児童にさせていましたね~・・・。

黒板に書かれた内容をノートに綺麗に書きうつすことなんて、理解すること・記憶することとあんまり関係ないし、それを子どもに強要するのは、逆に勉学の害になる思いますけどね。先生がしゃべっている授業は、それを聞いて、理解できればそれで良いと思っています。

大学でも、前の方に座ってノートをとるクラスメートが何人かいましたが、私は相変わらずノートをとることはありませんでした。自分のノートより、テキストを見たほうがわかりやすいですから、テキストにメモすれば十分だったからです。板書から出るらしい!(テストにです)という情報が流れたら、勉強する箇所の濃淡をつけるために、その科目については友人のノートを全コピーしていましたね・・(あ~懐かしい)

ですから、『東大合格生のノートはかならず美しい』を書店で見かけた時に、「嘘だ~」と思いましたので、興味をひかれませんでした。まあ、きれいな人もいるかもね、くらいの感覚です。成績が悪い人の中にも、ノートが綺麗な人はいると思いますし、ノートが綺麗かどうかは勉強の本質と無関係で、その程度のことだと思っています。

だから、子どもの字が汚くても、正直なところ気になりません。私もそんなに字が綺麗なわけではありませんが、試験や仕事で困ったことはありませんので。綺麗な字が書けるようになるために膨大な時間を費やすのなら、他にやったほうが良いことはいっぱいあると思ってます。

この本には、「理系の素養を育む八か条」が書かれていました。

①おもちゃを与えすぎない

②幼児期から美的センス、音感、情緒を養う

③小さな変化に気づいたらほめてあげる

④大きなマルをつけてあげる

⑤睡眠時間をたっぷりとる

⑥本物に触れさせる

⑦数字に触れさせる

⑧子どもに解き方を説明させる

どれも親としてやるであろう普通のことだと思いますし、理系夫婦が親の我が家でも当然のようにやっていることばかりで、これについては特に目新しいことは書いていませんでした。

ノートについて、色々書いてしまいましたが、この本、なかなか面白かったですよ。

子どもを理系に進学させたいと思う人は、読んでみてはいかがでしょうか。


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