絵の学校へ行きたいと言う子ども(小1)

先日は、クラスメートの影響を受けて「俺も、〇中(最難関私立中学)へ行きたい」と子ども(小1)が言っていました。
(参考:最難関私立中学へ行くと言うクラスメート(小1)の影響

しかし、昨日の会話では違っていました。

私 「なあ、★君は〇中へ行きたいの?」

子ども 「・・・・。(沈黙)」

私 「あれ?行きたくないの?もしかして、自分には無理と思う?」

子ども 「うん・・。」

私 「★君やったら、行けると思うで。」(いつもは自信満々の息子が、今日は自信なさげなのが心配になった。)

子ども 「でも、いっぱい勉強せなあかんのやろ?」(勉強はいっぱいしたくないらしい。)

私 「まあ・・・、そりゃそうや。持って生まれた才能がいくら良くても、努力せんとその才能は開花せんやろな。★君は、ダイヤモンドを持って生まれてきてるけど、ダイヤモンドも最初から綺麗なダイヤじゃない。最初は、ダイヤモンドが中に入ってる茶色の石ころや。でもな、それを一生懸命磨いたらキラキラのダイヤモンドが出てくるねん。それと一緒や。磨いてダイヤになるか、石ころのままで終わるかは、努力しだいやろうな。まあ、何を努力するかは人によるけどな。」

子ども 「俺はな。絵の中学・・か高校へ行きたい。」

私 「絵の学校か~。いいよ、応援するよ。やりたいことやって生きていくんが一番や。でも、絵の中学ってあるんかな~。知らんわ、お母さん。絵は専門じゃないからな~。おばあちゃんに聞いてみるわ(私の母は美術が専門)。『美大』っていうてな、絵の勉強できる大学はあるんやけどな。中学とか高校とかはな~。調べてみるわ。おばあちゃんと明日話してみよか?」

子ども 「うん!!」

私 「でも、絵で食べていくんやったら、絵で食べていく方法を考える頭もいるやろうな。まあ、やっぱ勉強も大切やな。絵でなんぼ稼いだらいいか、計算せなあかんやん?何の勉強したらいいと思う?」

子ども 「さんすうやな。」

私 「そうやな。あと、絵の学校の情報を集めたり仕事探すのに、漢字も読めんとな。」

子ども 「うん。」

私 「絵描きながら、算数も漢字もやろうや。絵の教室も探そうかな。」

子ども 「色鉛筆がほしいねん。」

私 「家にいっぱいあるやん。」

子ども 「放課後クラブで描くときに、みんな自分のやつを持ってきてんねん。」

私 「そうなんや。何色入りのやつ?12色くらい?」

子ども 「わからん。たぶん、12色か18色やと思う。」

私 「じゃあ、明日友達に聞いといで。土日に一緒に買いに行こか。」

子ども 「うん!」

これは、小学校から帰宅してから、

子ども「オレ。絵描こうっと」と言ったのち、しばらくガサゴソと1人で何かやっていた後に、見せに来てくれた「ライオン」の絵です。

絵の学校へ行きたいと言う子ども(小1の5月)ライオン正面の絵

子どもが夜眠った後、裏側をふとめくると、こんな絵も描かれていました。

絵の学校へ行きたいと言う子ども(小1の5月)チーターの絵

4月末頃の絵の写真を撮っていたので、ついでにアップしておきます。
これは、学校の休み時間や放課後クラブで自由帳に描いた絵(チーターかな?)

チーターの絵(小1の4月)

これも、「自由帳」にあった絵です。「ハヤブサ」を描いたそうです。

ハヤブサの絵(小1の4月)

これは、ドラゴンボールの水色の悟空だそうです。

水色の孫悟空(ドラゴンボール)の絵(小1の4月)

夫も、絵やイラストが上手です。
子どもの頃、車をよく教科書やノートの隅に描いていたそうです。

子どもが絵を描くのが好きなのは、夫の遺伝かもしれません。

将来は、工業デザイナーになりたかったらしいですが、親に何か言われてやめてしまったと言っていました。もったいない。今でも絵を描くのが好きなのに。

夫は、今の仕事を楽しんでいますが、工業デザイナーになっていたほうが、もっと人生が楽しかったのかもしれません。

私 「お母さんに何て言われてやめたの?」

夫 「う~ん。なんやったかなぁ。もう覚えてないなぁ。」

親が、子どものやりたいことを否定するのは、子どもが伸びていく可能性の芽をつぶしているのと同じことであり、本当にもったいないことだと思っています。

たとえ親が「(子どもの好きなことでは)食べていけない・生きていけない」と思っても、それは、親の狭い視野での考えにすぎません。

人は、自分の経験した道や、身近な人のことはよく知っていますが、それ以外のことなんてほとんど無知です。1人の大人が経験して知っていることなんて、たかが知れています。聞きかじった情報・人づての二次情報・三次情報など、どうでもいい情報・害になる情報も多く含まれています。

もし、子どもにやりたいこと・興味があることがあるなら、「子どもが好きなことで、どうやって食っていくのか」を一緒に調べたり、考えたりしてあげれば良いし、実際にその道へ進めば、子ども自身が見えてくることもたくさんあると思います。

その過程で、やっぱり学力が必要だと思えば、学力も同時に高めていけば良いでしょう。

勉強や受験のために、子どもが好きなこと・習い事を辞めさせる人(親)がたくさんいますが、本当にもったいないな~と思います。

今の子どもたちが社会人になる頃は、本当に好きなことを仕事にする時代だと思っています。私の親や私の時代とは、全く違う別の時代がそこまで来ています。

現在の仕事の60%がなくなり、新しい仕事に就くと言われている子どもたちの時代は、心の底から好きなことでないと、物事を追求するモチベーションが上がらず、評価されにくく、他に埋もれてしまいやすいです。

激動するこの時代でも、生き抜いていくには、お金を稼がなければなりません。好きでないことを続けることで、うつ病になったり、他人とのコミュニケーションに障害が出たりすることもあるでしょう。

今仕事にしていることが本当に好きでないことに気づかない・好きだと思い込もうとしている可哀そうな人も見てきました。

好きなことを仕事にしたい、と働き始めてから思っても、社会人になってからの方向転換は、経済的に相当厳しいものになるかもしれません。

一番コスパが良いと思うのは、子ども自身が選んだやりたいことを経済的・時間的に許す範囲で、とことんさせてあげること、だと思います。長い目で見ると、投資効率が最も良くなると思います。

私は、自分の子どもが自分と同じレベルの大学に行かなくても、良いと思っています。

高学歴でもお金をたいして稼げない人は、山ほど見てきました。高学歴の人でも、そうでなくても、同じ企業内で、同年齢ならそんなに収入に大差はありません。有名私立中学を卒業した同僚もいくらかいましたが、他と能力的にも大差ありませんでした(収入も大差なし)。

一定の学歴以上の場合、大学による能力差を感じたことはありません。
また、能力差=収入差でもありません。

学歴差≠能力差≠収入差と思っています。これが全部イコールになる場合は、かなりマレです。

それよりも、こうだと思います。

収入∝好きなことを追求して得た能力(専門スキル・精神力・コミュニケーション能力など)

例えば、医者になりたいわけではなかったけど、成績優秀だから、周りのススメで医学部へ行って医師になった知人がいます。安い給料で、長時間こき使われて、共働きしないと生活できないそうです。医者だからお金を稼げる時代でもありません。彼は、激務の医師を辞めて別の仕事へ転職するか悩み中とのことです。

一番良いのは、本質的に「好きなこと・興味があること」を仕事にすることだと思います。

それは、高校生になって、偏差値的に進学可能な国立大学の中にある学部を選ぶことで決めるような選び方ではありません。「この中やったら、○○学部の○○学科かな~?」のような決め方ではあとで後悔すると思います。そういう人、たくさん見てきました。

高校生になるまでに(幼児~中学生くらいまで)本当に好きなことをやらせてもらった子どもには、本質的に自分の好きなことが、自分ではっきりと見えていると思います。(私はそうでした。)

自分の子どもには、好きなこと・興味があることを追求し、食べていけるような人生を選ばせてあげたい、と思っています。

error: Content is protected !!