男の子の国語力の伸ばし方

昨日読み終わった本の読書メモです。

お母さんだからできる! 男の子の国語力の伸ばし方

高濱 正伸 東洋経済新報社 2013-05-17
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by ヨメレバ

へ~そうなんだ!と思うことがたくさん書かれてありましたので、後々のためにブログにメモしておこうと思います。

<男の子は物語に興味がない>

男の子は、女の子に比べて他者性が育つのが遅いので、物語に興味がわかず、感情移入できない。だから、主人公の気持ちがわかない。

淡い初恋の場面だとわかるような文章「女の子がサッカー部の校舎の影から男の子をこっそり見ている」を読んで、「このときの女の子の気持ちは?」と聞くと、男子の感想は、
「うざい」
「女子は嫌い」
「気持ち悪い」

・・・(驚愕)。あくまで自分の気持ちを答えるのだそうです。
中3くらいになると、さすがに他者性が備わるそうです。

・・・。なんとまあ、ゆっくりの成長なんですね~。

以下は、本の中で、我が家で実践してみたいな~と思うことを挙げておきます。

<説明する習慣が要約力を育てる>

経験したら、子供に言葉で表現してもらう。
・アニメを見たり、本を読み終えたときに「どんな話だった?」と聞く。
・学校の先生の話を聞いた時も「先生、どんなお話しをしてくれたの?」と聞く。

経験・体験・本や映画・人の話をなんでも短く要約できるというのは、長文読解問題を素早く正確に読み取れることにつながる。

<楽しい言葉ゲームで国語好きにする>

・しりとりのレベルをあげていく。3文字限定・5文字限定、生き物・食べ物・硬いもの・四角いものといろいろなしばりを作る。

・俳句や川柳で言い返す。「おかあさん ぼくはおなかが すきました」

<意味がわからなくても声を出すことが大切>

・方丈記、枕草子、論語などの素読は良い。小学生には意味がわからなくても、耳で覚えてしまう。中高生になったときにより深く意味が理解でき、その言葉が身につく。

・敬語ゲーム。ゲーム中は意識して、敬語を使い続ける。

<伝える力を伸ばすには>

・道順遊び。駅から家までの道順、学校までの道順などを子供に説明させる。相手の立場にたって、ものをいうことが要求される奥の深い遊び。正しく人にものを説明する力をつける訓練になる。

・定義と事例ゲーム。まず、「○○は、△△です。」と定義を述べる。その後「たとえば、○○ということです」と事例を述べさせる。定義と事例をセットで言えるかどうかがコツ。

<一行日記で書く習慣をつける>

・1行以上書いてはいけない。1年続けると相当な量。子供の貴重な成長記録にもなる。

・1行日記を続けられる子は、高学年になると長い日記も書けるようになる。大切なのは書く習慣を身に着けること。

・日記は自分のために書く。ありのままの自分の姿を直視し、ありのままに書き綴るのが日記。書くことによって、気持ちが落ち着き、悩みが小さくなる。自分を直視できる人間は、自分の言葉を持っている。そういう人は社会に出てからも強い。

・お母さんは、絶対に子どもの日記を見てはいけない。

<子どもの作文には手を出さないのが原則>

・子どもの作文には、口も手も出さないことが鉄則。

・特に低学年のうちは、好き放題に書くほうが良い。親が口出しすると、作文嫌いになる。

・作文のテクニックは、高学年から教える。中学生からは、書くことで自分の考えを深める。

<数値化で精読力をつける>

・音読打率ゲーム。勝手読みを減らし、集中して読解できる力をつける。40字×50行くらいの短い文章を用意。子どもにそれを音読させて、文章通りに読んでいないところがあれば、その回数を数える。

・50行で50個のミスなら10割。5個なら1割とカウントする。5個以内なら、国語力はかなり高く、トップクラスレベル。

・一字一句間違えないで音読するためには、きわめて高い集中力が要求される。

<勝負心を刺激して読書力をつける>

・読書ラリー。男の子は、なんでも勝ち負けにこだわる。この男の子の特徴を利用する。

・読書ラリーのルールは簡単。本を読んだページ数に応じて与えられるポイントを競う。「ラリー表」のマス目を塗りつぶしていく。最初にラリー表は、1ページ1ポイントで、2000ポイント(2000ページ)でゴール。

・ラリー表を塗りつぶすので、さぼるとはっきりわかる。逆にたくさん読むと、どんどんマス目が埋まっていくので励みになる。

<書けない男の子の語感を引き出すテクニック>

・「サッカーをしました。楽しかったです」といった作文ばかりの場合には・・

・「やっているときに何が見えた(視覚)?」(ボールがビュンと飛んできた)、「どんな音が聞こえた(聴覚)?」(旗がパタパタきこえた)、「どんなにおいがした(嗅覚)?」(土のにおいがプンとした)といった具合に、五感で感じたことを引き出してあげる。これを文章に加えるだけでもすいぶんいい作文になる。

・自分の気持ちに正直に書かせる。いい作文(思いやりがあるなど)を書かせようとしないこと。きれいごとしか書けなくなる。素直な気持ちを書く楽しさをつぶさないように。

<国語力が後伸びするノート法>

・国語の授業ノート: 大切なポイントがわかりやすく残しておく。

・読書・要約ノート: 要約力・要旨をつかむ訓練として作るノート。自分の感想を言語化することは、言葉のレベルを確実に高める。

低学年までは、「何が、どうして、どうなった」というように一文で話をまとめ、感動したことや心にわいた疑問などを素直に書く。
高学年になったら、テーマ性を意識して要約する。つまり、その文章から学び取れることは何かを重視するということ。それが読み取れるかどうかで、読みの深さが変わってくる。

・新聞を利用したノート作り: ①要約力アップノートと②問題意識ノート。

①に使う記事は、子供に選ばせる。子ども自身が、自分の興味・関心のある記事を選んで要約することで、主体性が養われる。

②で取り上げる記事は、親が選ぶ。社会的な事柄を親がわかりやすく説明してやれば、子供は、社会を身近に感じることができるようになる。

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