小学校の科目の境界線は、あるようでない。子どもには学問の境界領域に踏み込んでいける人になってほしい。

小学校へ入学したら、科目が国語・算数・理科・社会(低学年は「理科」と「社会」はなく、「せいかつ」)などに分かれます。

子どもの小学校の教科書を見ていて思うのが、科目という境界線は、あるようで、実はないということです。

日本が、小学校を明治時代(明治2年が最初)につくったときに、科目別にして、児童を教育することにしたため、現在もそれが受け継がれていると聞いたことがあります。

でも、例えば、地域の特産物などは、社会の日本地理で学びますが、地域特性は、その土地の地形(社会)・天気や気候(理科)・歴史(社会)に深く関係します。

そして、天気と気候という自然科学(理科)そのものは、その土地の地形(緯度経度・山地山脈の高さや位置・川や湖の有無やその位置など)に深く関係します。そして、その地形は、地理(社会)で学ぶわけです。

人間の営みと地理的なものを関係づけながら学ぶのが、社会科という科目です。

また、理科は、自然のメカニズムを解明するために、地理的要素を考慮しながら、観察し、仮説を立て、実験をし、考察しながら学ぶ科目ですが、そのためには論理的に考える力が必要であり、このような論理的にモノを考える力は、日本語を読み解く力に深く関連するとともに、算数や数学でも必要とされる力だと思います。

歴史・政治・経済について、より深く理解するためにも、論理的な思考力は必要とされるでしょう。

私は、自分の子どもに、すべての遊びと勉強があなたの生きる力になる、遊びも国語も算数もせいかつも道徳も体育も図工も音楽も、どれも大切。すべては関係している。学校で先生のおっしゃることをしっかりと聞いてくるように。と口癖にように言っています。

今後は、科目融合型の問題が入試の主流となる時代になってくるそうです。
最近読み終わったこの本に書かれていました。

最近の都立中高一貫校の問題では、国語と社会を融合した問題が出題されたそうです。

作文問題で、3種類の世界地図を見て、考えたことを原稿用紙に600字以内で書かせるものです。

3種類の地図とは、この(1)~(3)です。
(1)日本を中心に置いた日本人になじみ部会地図
(2)それを上下さかさまにした地図(南半球で使用されています)
(3)経度0度のイギリスのグリニッジ天文台を中心にすえたヨーロッパで主に使われている地図

作文の問題なので、国語の問題になるとも言えますが、3つの地図から自分の考えを文章化することが求められています。

この問題では、「ものの見方は、人の立場によって変わる」ということを自分の立場に結び付けて作文する能力が問われている、とのことです。

世の中の様々な出来事や現象に関心を持っているかどうか、そして様々な知識があるかどうか、そして、その知識をどう使うのか?が試されています。

科目の境界線を越えた総合的な思考力は、これからの時代を生きる子どもたちにとって、必要な力になってくるでしょう。

私が大学時代には、すでに自然科学分野の学問境界領域の研究が熱心に行われ始めていました。

本来、学問に境界はないと思います。でも、小学校から科目別に分かれて、大学ではさらに専門が細分化しています。もちろん細分化することで、その分野を深く研究できるでしょう。

でも、細分化して成熟した専門領域からは、新しい価値・発見は生まれにくいでしょう。

もし、子どもが学問の道へ進むなら、専門の壁を越えて、学際領域に踏み込んで、社会に役立ち新しい価値を見出す人に、子どもには成長してほしいと思います。たとえ、学問の道へ進まなくても、世の中が決めた領域の垣根を超えていける人になってほしいと思います。

この本を読む前から、うちのリビングには、子どもの図鑑や地球儀や親の本などがずらりと並んでいます。地図(日本・世界・自分の近所の地図)もあちこちに貼っています。

これは、現在の我が家のリビングの一部です。

世の中のすべての事象はつながっているんだ、ということを体感してほしくて、子どもが生まれたときから、年齢に合わせて、少しずつリビングを変化させています。

0~3歳ごろは、おもちゃもここにたくさん置いていました。
小学校の科目の境界線は、あるようでない

この地球儀についての記事も書きました。

そういえば、子どもの1歳の誕生日には、この地球儀をプレゼントしました。
今も子どものおもちゃ+オブジェになっています。

by カエレバ

太陽光でくるくると回転するので、不思議そうに眺めていましたよ。
今も晴れた日は窓辺でくるくると回っています。

幼児の頃は、地球儀を軸から抜いて、床で転がしたりして遊んでいましたが、硬めのプラスチック製のためか、6年後の今も綺麗なままです。窓辺にあるので少し色あせましたが、まだまだ使えます。

幼児の頃は、大陸の形や位置がざっくりわかること、自分の手で地球儀全体が触れる大きさであることを重視して選びました。

今は、正確な国名がわかる正確な地球儀をリビングに置いています。

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