貯金をするコツは、自分の幸せの基準を明確にすること。

「物質的な豊かさ」が幸せの基準になっていると、必要以上にたくさんお金を稼がないと生活できないという恐怖からなかなか抜け出せません。

・服・靴・バッグ・帽子・アクセサリー

・不動産(マンションや戸建て住宅)

・自家用車、バイク、自転車

・スマホ、タブレット、アプリやソフト

・書籍、雑誌

・子どもの塾・学習教材

・文房具

・サプリメント

・家具

などなど、身の回りにはたくさんのモノがあります。

物質的豊かさの「物質的」には、サービス(レストランでの食事、クリーニング、宅配サービス、タクシー、テーマパークや遊園地での遊び、旅行)も含まれると考えています。

共働きをしている私の友人の話を書きます。

私が会社を辞めることを話した時の彼女との会話です。

友人 「え~?住宅ローンはどうするん?」

私 「もう完済してる。」

友人 「えっ?完済って全部??嘘やろ?」

私 「嘘やないって。もう何年も前に完済済みやで。○(友人の名前)も、もうすぐ終わるんやないの?」

友人 「終わるわけないし!あと30年はかかるわ。」

私 「実際はそんなにかからへんと思うで。世帯年収はうちと同じくらいやん。」

友人 「どうやって返したん?」

私 「毎年300万~500万くらい繰り上げ返済して、完済した年は1000万くらい一気に返したかな。住宅ローン以外でそんなにお金を使ってるん?」

友人 「そんなにはお金は使ってへんと思うわ~。」

私 「貯金はしてるん?」

友人 「ほとんどできてへんな。毎月お金が余れば良かった~!と思ってる感じやなぁ。」

私 「食費は4人家族でどれくらいなん?」

友人 「わからへん。」

私 「まずは、食費を把握したほうがいいやろな。他は、子どもの習い事にお金かけてるとか?」

友人 「そんなにやらせてないで。ピアノと英会話と水泳と・・・」

私 「月ではいくらになってる?」

友人「○円かな?・・・あれ?え~っと、○円かな?」

私 「うちはな、月〇円。」

友人 「やすっ!!○も○も習ってんのに?」

私 「そうやねん。実は意外にお金かけてないねんな。」

その友人家の世帯年収は、当時の我が家とほとんど同じで、結婚した時期もそれほど変わりません。住宅を購入した時期もあまり変わりません。

しかし、彼女は、「住宅ローンはほとんど丸ごと残っていて、貯金もほとんどない、だから共働きを辞められない。仕事辞めたら生活できない。」と言っていました。

それなのに、ディスニーランドやUSJへ家族でよく行きますし、週末は自家用車で遠出して知人とバーベキューをしたりして、遊びにもお金をどんどん使っています。

職場の飲み会・女子会にも必ず顔を出します。

遊びにいくと、自宅には、子どもや彼女のモノがいっぱいありました。

また、彼女と話してわかったことですが、彼女は家計を全く把握していない、ということです。旦那さんが家計管理の担当なのかと思ったら、夫婦が二人とも家計を把握していない、とのことで、目が点になってしまいました。

友人は、
「そんなこと(支出を把握するなどの家計管理)考える余裕ないわ。時間もないし。でも確かにやばいよな~。私も早く返して仕事辞めたいわ。あとな、新しい勉強も最近始めてな~。だから時間がますますないねんな~。」

と言いましたが、彼女には、大量のモノを買う時間(選んだり・買いに行く時間が必要)も、テーマパークへ遊びに行く時間もあるんです。

子どもの友達が英会話を習えば、自分の子どもにも英会話を習わせる・・・。
知人が車を持っていれば、もっと良い車を買う・・・。

勉強熱心な同僚が評価されていれば、自分もその人と同じ通信教育を始める・・・。

彼女は、豊かさの意味をはき違えているのではないか?と思いました。

また、彼女は、いつも職場の評価に不満を抱いていました。その不満をモノやサービスで満たそうとしているのではないかと思いました。そして不安を解消しているように見えました。

他人と同じモノを手に入れ、サービスを受けることで安心するのかもしれません。

でも、モノやサービスなどの物質的な豊かさでは、本当の幸福感は感じません。自分自身の生き方に満足することが、私にとっての何よりの豊かさです。

どんな生き方が幸せなのか?何を大切にしたいのか?これを自分で明確にすること。

モノやサービスに対してではなく、精神的な豊かさに人は幸せを感じるのだなぁと思います。

そして、自分の幸せの基準が明確になれば、貯金がどんどんできるようになる、そんな気がしていました。

子どもにおもちゃやお菓子を買ってあげるよりも、図書館で借りてきた本を一緒に読んだり、近所の公園で自転車の練習につきあったりして、子どもの満ち足りた笑顔を見るほうが、私自身が幸せを感じます。幸福感を感じるのにお金はほとんど要りません。

独身+DINKSの頃は、高価な服をたくさん買っていました。でも、子どもが生まれてからは、高価な服はほとんど買っていません。

今は厳選した服だけが季節に数枚あるだけなので、クローゼットのスペースにも余裕があります。

数枚の服だけでも、小物を工夫すれば、毎日違うコーディネートを楽しめます。考えて試してみるのも楽しい時間です。

共働きをしている友人・知人の中には、毎日のように新しい服・靴・バッグ・アクセサリーをまとっている人もいます。被服費に相当お金をかけているんだなぁと感じます。そうすることが、本当に幸せなら良いのですが・・・。

私自身は、新しい服をどんどん購入して身に着けるために、共働きを続けることには幸せを感じません。

物質的な豊かさから精神的な豊かさへと幸せの基準が変化していく

・家族みんなが心も体も健康で過ごすこと。

・丁寧な暮らしをして、ゆったりと過ごす時間があること。

・子どもの話を、時間的・精神的に余裕をもって聞いてあげること。

・家族で過ごすこと。

・好きな本を読むこと。好きなドラマを見ること。

・晴れた日には洗濯をして、布団を干せること。雨が降れば洗濯物をすぐに入れられること。

・新しい料理に挑戦すること。

・夫や子どもと毎日たくさんいろんな話をすること。

・・・。もっとたくさん幸福感を感じる瞬間があります。

子どもが生まれて、復職して共働きをして時間が足りない中で、上に挙げたような精神的な豊かさに幸せを感じることが、自分の中で明確になっていきました。それからは、お金がどんどん貯まるようになっていきました。

もっと若いうちから、精神的な豊かさこそ自分の幸せだということに気づいていれば、モノやサービスに浪費するお金をもっと少なくできただろうし、会社が住宅手当を出してくれる間は、住宅を買わずに賃貸で暮らし続けるという選択もできただろうと思います。

そして、独身+DINKS時代の過ごし方が今のような感じだったとすれば、子どもが生まれてから共働きをしなくてすんだのかもしれません。

それでも、まだ子どもが小さいうちに、このことに気が付いたので、軌道修正することができました。そして、今は自分自身の人生に満足しています

モノやサービスを買うとき、お金を払うとき、そのお金を払うことで自分自身が本当に幸せになれるのか?しっかりと考えるクセをつけることで、必要だと思っていたお金は、実は必要ではないことに気が付くかもしれません。

家族が幸せに生きつつ、子どもをしっかりと育てていくのに、実はそんなにお金は要らないということに、30代になってやっと気が付いた私です。

モノやサービスにお金をたくさん使っていた20代の頃の私に、このことを伝えてあげたいです。

この本は、なかなか目的のためにお金を貯められない人、幸せを感じられない人におすすめです。タイムスリップできるなら、20代の自分へ贈りたい本の1つです。

「モノ → 生活 → お金」の順に整えると、一生ものの貯金体質に変わる、というキャッチコピーがついていますが、お金が貯まらない人は、お金ではなく、モノや生活の面から根本的に改善を図ることが、貯金体質に変化するのに効果的であるという内容になっています。

なぜなら、お金の乱れは、生活の乱れが数値化されたものだから、とのことです。

「モノ・サービスがないと不安」「持っていないといけない」という執着が、少しずつお金を食いつぶしているからだそうです。

この本には、今の私には同意できる箇所が多かったです。

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