学生が高校・大学で理系を選択する要因

学生が高等教育(高校・大学など)で理系・文系を選択する要因は何かについて、
2016年1月28日経済産業省がデータを公表しました。

現在40歳未満の社会人10000人の有効回答のアンケート結果をまとめていました。

アンケート内容は、自身の小学生時代・中学生時代を振り返り、文理選択、学科選択に影響を与えた要因を回答するというものです。

アンケートの属性

10000人中、理系は4059人(男性:2639人、女性:1420人)です。
あと社会人の業種・職種の内訳も公表されています。

最終学歴は、高等専門学校(250人)、大学学部(8219人)、大学修士(1304人)、大学博士(227人)でした。

理系選択要因(アンケート回答者基本情報)

データの内容

色々なデータが掲載されていて、興味深いです。

*文理、学科選択の理由
*小・中学校、高校の頃の好き・嫌い、得意・不得意科目
*職業に対する両親の希望が文理、学科選択に与えた影響
*小・中学校、高校の頃の活動、実験・実習の経験が文理、学科選択に与えた影響

例えば、男性の理系志向か否かは、
すでに小学生のときに現れていて(理系男性のうち、40%弱の人が小学生のときに理系志向)、
中学生では半分以上(理系男性のうち、53%の人が中学生のときに理系志向)
高校前半では、70%弱、
高校後半では、75%強の人が理系志向となっています。

理系女性も、理系男性とよく似た小中学、高校のときの理系志向があることもわかります。

職業に対する両親の希望が文理、学科選択に与えた影響

その中でも
「職業に対する両親の希望が文理、学科選択に与えた影響」という項目が面白いです。

「両親は、どのような職業や進路を、あなたに対して望んでいたと思いますか。望んでいたと思う仕事のタイプ・特 徴をお選び下さい。」に対して、回答者が男性の場合に最も文系の父親・母親と理系の父親・母親と如実に差が出ていた両親が望む職業のタイプがありました。

それは、「理工系・技術系の仕事」です。
理系選択要因(両親が望んでいた職業タイプ 男性)

また、回答者が女性の場合は、「資格や免許のいる仕事」に理系親か否かで最も大きな差がでていました。
これは、特に女性の理系の母親が多く望む職業のタイプということがデータからよくわかります。

回答者が女性の場合で2番目に文系の親と差が見られたのは、「理工系・技術系の仕事」でした。

我が家のはなし

私たち夫婦は、高校で理系を選択し、
大学・大学院とより専門性を高め、
現在の職業も大学の専門に直結した仕事をしています。

そして、自分の子どもにも、理系の職業を望んでいます。

理由は、仕事が単純に面白く、やりがいもあるからです。

理系の仕事の中に、お金がたくさん稼げる仕事はあまりないかもしれませんが、
仕事の面白さ・やりがいを感じられる仕事はとても多いと思います。

ただ、私も夫も自分の両親は理系ではありません。

そのため、自分の子どもが、最終的に何を選択するのかはわかりませんし、
文系やその他の道を選んだとしてもそれを否定するつもりもありません。

子どもは子ども、自分は自分ですから。

自分自身が親と全く異なる志向をもっていたことから、
子どもが親に志向が似るわけではないことをよく理解しています。

私が気をつけたいことは、
子どもの興味を否定しないこと、
子供が興味をもった対象を一緒に面白がってあげることかな、と思っています。

自分が面白いと思うことを追求する人生は幸せだと思うからです。

私も親に否定されることなく、親にとって未知の領域である
「理系」を高校時代に選択しました。

親は最初から「理系だろう」と思っていたそうです。
小さい頃から私の志向を見ていたから、理系以外考えられなかったらしいです。

自分の子どもも理系志向だろうと思います。

生き物(昆虫・動物)・数字・ブロック遊び・絵を描くこと・実験・ボードゲーム・プログラミングに強い興味を持っています。
これは、学校での科目に置き換えれば、理科や数学、
もう少し専門的にいえば、
生物・数学・電気・機械・化学・情報への興味へ結びついてくるだろうと予想しています。

しかし、これらの理系志向のほかに、
歴史(特に戦国時代・江戸時代・幕末・明治維新)にも強い興味を持っています。

理系と歴史・・。相反するようですが、そうでもありません。
歴史を研究するには、テクノロジーの力が必要ですから。

子供が今はまだどういう進路を選ぶのかはわかりませんが、
もし理系を選択するなら、
勉強・進路について自分たちの経験が役に立つだろうし、
子どもに職業・仕事についても助言できることがたくさんあります。

そのため、少しでも親として子どもにしてあげられることがある、
という点では、子どもの理系を選んでくれたら良いな~と思います。

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