小学校入学前に正社員を退職する心境をまとめてみた

分岐点

正社員を退職しようと思う理由

現在の気持ちや状況を思いつくままに書いてみました。
同じような立場の人に参考になれば幸いです。

どちらがより後悔するか

妻です。会社に2016年3月末で退職する意思を伝えました。

このままフルタイム共働きを続ければ、
子供が成長したときに後悔すると思ったからです。

さんざん悩んできましたが、今の心の中はこんな感じです。

退職したときの後悔<<<退職しなかったときの後悔

仕事について今思うこと

専門性が高い仕事は、知識を身につけるだけでも相当な時間がかかります。
この点は会社員でもなくても同じでしょう。

また専門性が高い仕事は、分野の知識だけで対処できるものもなく、積み上げた経験による判断能力が仕事の質・スピードに関わってきます。

一方で会社員の場合は、社員の替えがききます。

会社員の仕事レベルなら、専門性が高くても経験が豊富でも能力が高くでも、
その人にしかできない仕事など基本的にはないと思っています。

自分にしかできない仕事をしている、
と誇りを持っている人が、特に男性には多い印象がありますが、
そんなことは全然ありませんよ~、と言いたい。
(まあ、直接言ったら激怒するので、職場では決していいませんが)

私のレベル・スピードで、
他部署や上司と時間や力関係のバランスを調整しながら、
期限までに高い質でアウトプットできるのは、私しかいないと思います。
(メンバーは各自がそう思っているかもしれませんが。)

でも、同じ経験を積めば、ほかの人にもできるようになるし、
また、一方でみんなが同じ方法・同じレベルでやる必要もないでしょう。

退職を決めた今の心境

私は、現在理系専門職です。
もう10年以上この仕事をやっています。(知識も経験も十分です)
理系の大学院を出ている人ばかりの職場です。
面白い仕事です。

やりがいはとてもありますし、職場の人間関係も良好です。
未練は今のところありません。
ブランク後に同じ職種に同程度以上の条件で戻れる自信もあります。

いったん退職を決めると、不思議なもので、
早く退職してやりたかったことをやりたくてたまらない、という気持ちです。
夫婦で経済的課題を乗り切ったからかもしれません。

次の10年は、家庭に注力しつつ、在宅で仕事をする予定です。

小学校入学時に合わせて退職する理由

小学校入学からは、幼児時代よりももっと母親(父親)を必要とする10年間がやってきます。
これは人によって意見が分かれるところだと思いますが・・・。

保育園のこと

乳幼児のときほど母子密着が大切とか、そんなデータはないとか。
3歳児神話とかなんとか・・・。色々な意見があるでしょう。

それによって、仕事を辞めるのか・ワーキングマザーを貫くかという選択にも影響します。

私は、乳幼児のときに、専業主婦になって子どもの傍にいたかったですが、自分の母親の言葉「乳児・幼児の頃は保育園のほうが良い」を信じて、自分は仕事を継続し、子どもは保育園に通わせることを選択しました。

1歳の頃は、自分の選択は間違っているのではないかと何度も何度も思いました。
でも、今は保育園を選択してとても良かったと思っています。

もうすぐ卒園する子どもは、保育園を毎日とても楽しんでいます。迎えにいくと「もっと遊びたかったのに~!!お母さんははやすぎる!」と言われてしまうほどに、保育園ライフを楽しんでいます。

これは、今の保育園の先生の質がとても高かったことに大きく起因しています。保育士さんの仕事のレベルから考えると、保育士さんの地位を向上させるとともに、給料をもっとあげるべきだと思います。

今後は、待機児童解消のために、保育士資格を簡単に付与することで、保育士を大量に確保することになっているので、保育士さんの質低下が心配です。
保育士になる人は、本当に小さな子供が好きで、どんなことをしても可愛く思えて仕方がない!と言う人がなるべきだし、簡単になれるからといって選ぶ仕事ではないと思います。今の収入では、割に合わずにストレスをかかえることになり、親が見ていないところで子どもへの良くない対応という形で現れるかもしれません。

会社を辞めるベストタイミングは小学校入学

保育園時は子どもにも好影響でしたし、家計も潤いました。

住宅ローンを完済できたし、大学・大学進学用の学費もたっぷり貯金もできました。

ヨーロッパやオセアニアにも子連れで海外旅行へ何度か行けて、子どもも自分も貴重な体験ができました。

出産や保育園途中で仕事を辞めていたら、こんな経験や今の経済状態はこの年齢で手に入らなかったと思います。

小学校入学前頃からは、語彙が増えて、もう大人とほぼ同等に会話ができるようになります。

語彙増加・文章作成能力・会話能力が高まるにつれて、知能も劇的に高まっていますし、友人と複雑な人間関係も構築していく小学生からが、親としては、一番子育てで面白いときではないでしょうか。

私は、子どもが私と対等に(普通に)会話できるまで成長するのを、長い間待っていました。

表現力が未熟な幼児と会話するよりも、成長した人間と会話をするほうが好きです。

早く大人になってほしくて、夫に話すのと同じように話しかけてきました。
語彙レベルを子どもレベルに落としませんでした。

知力や体力の向上、メンタル・習い事・持ち物・将来の夢・夏休み・・。
色々なことを私も共有して、1人の人間が育つ様子を母親としてしっかり見届けたいと思います。

仕事は代わりがいくらでもいるけど、子どもの母親と夫を支える妻は、私しかいません。
親業・主婦業をしっかりやりたいのです。
(また、実はやってみたい在宅の仕事も山積みです・・。)

替えがきく企業での仕事と比べて、替えがきかない仕事(親業・主婦業・妻業?)は、もうそれはめちゃくちゃやりがいがあるでしょう!

これからの共働きの働き方の提案

以前もブログで提案した内容と同じです。

子供が小学生になってから(経済的に困ってから)働くのではなく、大学・大学院などを卒業後はとにかく働き続けます。

子どもを産んでも働き続けます。そして、子どもが小学校入学前に、自分の奨学金やら住宅ローンやらを完済させます(かなり減らします)。そして、教育費も貯めておきます。

そのうえで、子供が小学校入学を機にフルタイムの仕事を退職するのが、親が必要な時期と女性の更年期障害などホルモンバランスや体力を考えると、ベストな気がしています。

もし、また働きたいとか、経済的に厳しいなどの場合は、子供が高校入学・大学入学くらいで再就職する(パートでも正社員でもアルバイトでも)、というのが一番良いのではないでしょうか。

先に住宅ローンを完済し、貯金をしておくことで、40代や50代になって更年期に入り体力的につらくなってからも、ガツガツ働かなければならない事態を避けられます。自分の趣味などに使うお金が足らなければ働けばいいし、くらいの気楽な気持ちでいられると思います。

また、住宅ローンが残っている+学費が貯まっていないのに、子育てのために仕事を辞めてしまうと、体力が落ちた40代後半以降になってもお金を稼ぐために働かなくてはならなくなります。

若い体力のある20代~30代で仕事を継続して共働きで稼いでおくという選択は、子どもが小学校に入学してからパートに出る、という働き方とは逆の生き方になります。

これは、職場の中年~60代のパートの女性をたくさん見てきて、私とほとんど同じ時間働いているのに、私の1/5~1/6未満しか稼いでおらず、大変だな、私はどうしようかなと思いながら働いてきた結果、この選択がベストなのではないか、と気づきました。

もしくは、子供が小学校の間は、在宅でできる仕事をやったり、子どもの下校時間に間に合うような時間の短いパート・アルバイトでも良いと思います。
(私は、在宅で仕事をします。あ、今の会社とは無関係の仕事です)

子どもを産んで6年の間、フルタイム共働きをしながら(3歳までは時短勤務)、保育園ママに意見・経験を聞いたり、仕事関係者にも話をしてみたりしてきました。

結論としてわかったことは、小学生をもつ母親でフルタイムで仕事をしている人で子どものことを丁寧にフォローしている人はまずいません。

まあ、どんなに効率的な人でも、フルタイム共働きをしていて、丁寧にするのは時間的にまず無理でしょうから。

私も「自分はできている!」と思いたかったですし、量より質とも思うようにしてきましたが、自分の心をだまし続けることは良いことではない、と思いました。

共働きの人がよく言う「子育ては量より質」に共感できなかったのは、勉強にしろ、技術の習得にしろ、量より質に転換するのは、圧倒的な量を費やした後だということを経験的に知っているからだと思います。子育ても例外ではないでしょう。

共働きフルタイム勤務の自由時間の使い方

フルタイムの人は、1日24時間のうち、19時間は不自由な時間なので、
残り5時間前後しか自由な時間がありません。

人によっては、4時間かもしれません(通勤時間が長いなど)

19時間の内訳は、
・睡眠 8時間
(※布団を干すとか歯磨きとかトイレとか着替えも睡眠に含む)
・勤務時間(通勤時間を含む) 9時間
・朝・夕の食事時間+お風呂 2時間

5時間のうち、料理・掃除・片付け・洗濯物などの家事に1日2時間くらいでしょうか。
我が家は夫と分担していますので、各自が1時間程度ですんでいます。

子供が2~4歳くらいのときは、
家事に3~4時間かかっていたかもしれません。

子どもは食べるのも遅いし、
「見てて!」「聞いて!」のオンパレードで
なかなか家事が進まなかったことを思い出しました。

とにかく、かき集めれば3時間の隙間時間があるわけです。
この貴重な自由時間、共働きのみなさんはどう使っていますか。

私は、3時間しかない自由時間を
子どもと一緒に料理をしたり、
子どもに絵本を読んであげたり、
ゆっくりお風呂に入って子どもを話をしたりすることに使ってきました。

ときには、子供が遊んでいる横で、仕事の予定を確認したり、
夫と話したり、夫とメールのやり取りをして、週末の予定を立てたり、
子どもの服・絵本をインターネットで注文したり、
新聞を読んだり、コーヒーを飲みながら少しだけ休憩したり・・・・。

自分のことなどほとんどできなかったです。
(というより、子どもを優先してきました。)

フルタイム共働きで、
もし子供がいるけど仕事をちゃんとやっていると胸を張っていえるなら
仕事か家事を犠牲にしているでしょう。

それが良い悪いではありません。
自分の最も大切なものが、子どもよりも仕事という人もいるでしょうから。
無論、子どもが大切だからこそ仕事(経済力)を犠牲にできないという理論も成り立ちます。

色々な共働きの形

なかには、子どもの中学受験合格と習い事を両立させるなどの目的達成型のフルタイムママはいます。

それをもって、「私は子育てと仕事を両立している」と言う方もいました。

でも、その話を聞いたとき、私はそういうことを「両立している」とは言わないんだけどな、と思いました。

子どもを育てるというのは、目的(受験や成績の目標)を定めて達成させることだけではなく、目的がなくても時間をかけて課題を見つける過程を一緒に楽しむ、ということもあると思います。

会社のタスク(仕事)とは違うのです。

深い目的がなくたって、だらだらと洗面所で水遊びをしたり、歌を歌っても良いし、風呂上りに裸で踊っても良いではないですか。

受験に無関係に思えることは、仕事と同じように無駄と考えて、子どもにさせないようにして、勉強に関係することのみをやらせるように誘導して、時間を作り出す人生。

子育てを仕事のように効率化したり、外注する人生。

そのために、「早くしなさい。時間がないよ。時間は限られてるよ」などと私は言いたくないです。
もうすでにたくさん子どもにこの言葉を言ってきましたが、とても後悔しています。

一方で、フルタイム共働きは時間との戦いで、会社でも時間と戦っています。いかに効率よく仕事を進めてパフォーマンスをあげるかを考えて毎日仕事をしていれば、子育てもタスクの1つであり、同じように考えてしまう気持ちもよくわかります。

でも、私はそうでない人生をこれから選びます。
自分が、一歩踏み出せたことがとても嬉しいです。

これまでさんざん悩んできたのは、親の考え方・上司の考え・保育園ママたちの考え方の影響を強く受けてきたからだと思います。

でも夫は、いつも私の気持ちをシンプルにしてくれます。

夫が私の背中を押してくれました。
「あなたが本当にやりたいことは、子育てじゃないの?生まれたときからずっとその話してるよ。今がそのベストタイミングでしょう?今辞めて子育てに集中しないと一生後悔するよ。」と。

時間が貴重であることに子供が気がつくのは、もっと先でかまいません。
自分の経験を考えれば、効率化を考えるのは、15歳くらいで十分です。

それまでは、時間をいっぱい無駄に使って、何かに取り組んでほしいと思います。
子供がやることが無駄かどうかは、その後の子どもの人生が決めてくれます。

親が決めることではないと思います。大人の視点と子どもの視点は全く違うところにありますから。面白い人生を自分で見つけるためには、自分でムダなことをたくさんやってみて、自分で色々なことに気づいていくことが大切だと思います。

私の場合は、親に子どものときに早くしなさいといわれたことはありません。
そして、今頃になって親にそれを感謝しています。

時間のない共働き家庭がつい言ってしまいがちな
「早くしなさい」「さっさとしなさい」
これ、後々のメンタルに大きく響いてくるブラックワードだと感じています。

共働きでも、実親・義理親のフォローが得られることで、
時間的には比較的恵まれた人もいるかもしれません。

我が家は核家族で実親(超遠方)の手助けはありませんが、
共働きを続ければ、間違いなく子育ての点で後悔すると思います。

夫も、住宅ローンや奨学金を完済しているし、子どもの教育費も貯まったので、自宅で好きなことをやって、ゆったりと過してほしいといってくれます。

退職後のプラン

また、ここまで来たら、あとは毎日の生活と夫婦の老後のことだけ気にすればいいし、老後なんて何とでもなるやろう、と夫が言います。
(40歳から年間100万貯金したら、60歳までの20年で2000万も貯まるんです。)

本当に経済的に困窮すれば、また私が働けばいい、
共働きで積み上げてきた仕事の経験があれば、
私なら同じ職種で再就職は可能だいうのが夫婦の判断です。

子育てブランク後の再就職(転職?)について考える

今回、子どもの小学校入学を機に企業を退職することを決めましたが、専業主婦にはなりません。パートでも契約社員でもありません。

自営業(フリーランス)をする予定ですが、最初は、夫の扶養に入ろうと思います。

子どもの成長に合わせて、働き方を考えていこうと思います。
働き方を変えられるというのが、最高です。

子供がいると、組織に属するということが窮屈になってきます。
会社が決めたルールどおりいかんわ!!ということが、子供のおかげで山盛りおこりますので・・・。

さて、自営業がうまくいかなかった場合で、かつ、経済的にやばくなったら、どこかで働くことになるかもしれませんね。今は考えていませんが。

ブランク後の再就職について、考えてみようと思います。

ちょっと乱暴ですが、AとBの2パターンが多いと思うので、共働きをしていたが、退職した人を2種類にわけてみました。

A: 仕事経験短い(5年未満)+専門性低い人(事務・補助業務)が、出産や子育てで仕事を辞めるた人。

B: 仕事経験長い+専門性高い人が、出産や子育てで仕事を辞めた人。(私のこと)

AとBでは、子育て後に再び仕事をしたいと思ったときの人生が大きく変わってくるでしょう。

Aは、やはり専門性が低い仕事にしか就けない可能性は高いです。
(子育て中に仕事を得るため勉強などの努力をしていれば、また別の話です)

Bは、同じ職種に戻れる可能性が高いです。たとえ数年のブランクがあったとしても、元の職種で需要さえあれば、何らかの仕事を得られます。
実際に私の職種は転職する人は比較的多いですし、経験がない人よりは経験がある人を雇うのは普通のことです。

Bなら違う職種につける可能性だってあります。

女性で、親の応援なしで、共働きで子どもを育てながら仕事を10年以上続けるというのは、簡単ではありません。
続けてこられたというのは、コミュニケーション能力の向上、タイムマネジメント能力の格段の向上や、仕事の効率化、子育てで身につけたコーチング技術(同僚や後輩とのコミュニケーションに応用可能)など、知らず知らずのうちに身につけているはずです。

そうでなければ、職場が仕事を続けることを認めるはずなどないのです。居心地よく仕事を続けられている、というのは、純粋に仕事の能力以外の他の能力も身につけているのです。

あ~いろいろ考えていると、自信が湧いてきますね。
これまで働いてきたことは、今後の人生の保険になるということがわかったので。

今から、ブランク後の再就職のことを心配しても仕方がないので、これについて考えるのはこれでおしまい。

今後の子育ての様子は、このブログで報告していきます。

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